【新華社南昌4月21日】中国江西省の井岡山大学は、井岡山国家級自然保護区で10年にわたり実施した調査と研究で、新種5種を含む21属34種のカニグモを確認した。うち、 ハカニグモ亜科はアジア大陸で初めて発見された。
新種は謝璐安格蛛(Angaeus xieluae Liu、2022)、近小旋微蟹蛛(Lysiteles subspirellus Liu、2022)、睦村緑蟹蛛(Oxytate mucunica Liu、2022)、領袖峰范蟹蛛(Pharta lingxiufengica Liu、2022)、湘州冠蟹蛛(Stephanopis xiangzhouica Liu、2022)。研究成果はこのほど、生物学分野の国際学術誌「ZooKeys」電子版に掲載された。
井岡山大学クモ生物学研究チームの中心メンバー、劉科科(りゅう?かか)氏はこれらの発見について、井岡山国家級自然保護区に極めて特有の個体群がいる可能性を示していると指摘。重要な科学的研究価値があると語った。(記者/陳毓珊)